造形プログラム

私どもの造形プログラムは、美術的な模倣や技巧を学ぶためのものではなく、幼児期における情緒的・心理的な造形の意味合いを重視した指導を行います。

造形プログラムは、知育プログラムや自然発見ワークショップと連携し実施されます。テーマへの興味や関心をさらに引き出し、集中力を高め、飽きさせないように配慮します。
アフリカのリズム音楽やクラシック音楽の中で、身体を使ったリトミックを準備体操として取り入れています。音楽やリトミックを効果的に取り入れる事で、表現は活発となり、学習に対して積極的となります。

■絵画の課題

構成
・点の発見
・直線(点をつなぐ)
・円と曲線
・波型とギザギザ
・色の認識
・三原色について
・色を混ぜる
・グラデーション
・水平と直線(地面と空と家)
・シンメトリー(対称)
・大小(子供と大人)の関係性
・大小(遠近)の関係性
・再構成(偶然性による意味づけ)

例えば点から出発し、点同士をつなぐ事により線面を描く。
線を重ねることにより面を描く。波形から曲線へ。
自由に意のままに線画を味わい、彩色により色を楽しむ。
絵の具やパステルの特色、色のしくみ、表現方法を身につけていきます。

また一枚の色紙を手でちぎる。はさみで切る。それらを画用紙に貼り付ける。
思いがけないカタチが生まれ、子供らはバラバラに見えるものを再構築して、夢中になって自分の中に新しい世界を作り上げて行きます。こうした芸術的なアプローチの過程で味わう喜びや感覚や達成感を大切にしています。本プログラムでは、作品を完成したらおしまいではなく、作品についての説明を発表しあい、仲間同士作品から受けた感想等をディスカッションします。自己表現方法やコミュニケーション能力も同時に伸ばせる様に指導いたします。

■造形の課題

紙や布を用いて 様々な素材を用いて
例)
・野菜の切り口を描こう
・手と足形のスタンプ
・紙皿のおもちゃづくり
・紙コップの鳥
・等身大のぬいぐるみ
・モビール(壁掛装飾)
・不思議な帽子
・カーニバルマスク
例)
・セロファンによる窓辺飾り
・ストローの動くおもちゃ
・たわしとモビールの昆虫
・身の回りの空容器を利用したおもちゃ
・傘入れビニール袋を利用したおもちゃ
・紙粘土による花瓶づくり
・ワイヤーと和紙による立体
・手触りを感じながら写し取ってみよう

想像力や表現力を培いながら子供の世界に寄り添い励ましながら、自信や心の成長を促します。造形プログラムには、正解はひとつという知育プログラムを補完する重要な役割があるのです。

コメントは受け付けていません。